市場調査会社「グローバルデータ」とは?世界で活用されている強みと活用法を徹底解説

グローバルデータ
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グローバルデータとは何か、どのような情報を提供している会社なのか──このような質問や疑問をいただきます。今記事では、世界のヘルスケア業界で幅広く活用されている市場調査会社「グローバルデータ」の概要とサービスに関して解説を致します。

「グローバルデータ」ですが、ビジネスの意思決定に活用できる信頼性の高いデータを求めているものの、情報の質や使いやすさ、導入のしやすさなど、複数の観点から比較したいと考えている方も多いでしょう。

特に、海外発の調査会社に対しては「本当に使いこなせるのか」「導入後に失敗や後悔がないか」などの懸念を抱くのも自然なことです。

そうした不安に応える形で、グローバルデータは医薬・ヘルスケア領域をはじめ、世界中の産業情報を網羅し、日本語でのサポート体制も整えています。

この記事では、グローバルデータの会社概要から医薬品情報データベースの特徴、AIや機械学習を活用した独自機能、そして導入後のサポート体制までを徹底的に解説します。

初めて情報収集を行う方や、グローバルデータのことを知らなかったという方にも理解していただけるよう詳しく丁寧に紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

記事のポイント

  • グローバルデータの会社概要と他社との違い
  • Pharma Intelligence Centerなど主要データベースの活用方法
  • 日本企業向けのサポート体制と導入メリット
  • 専門的な分析機能やAIによる活用支援の実態

世界で活用されている市場調査会社「グローバルデータ」とは?会社の概要と特徴

  • 世界の産業データに強みを持つ市場調査会社
  • 独自のインテリジェンスプラットフォームを提供
  • 顧客の意思決定を支える専門家による分析
  • 業界別に最適化された分析ソリューション
  • 国際的な企業・政府機関の導入実績

世界の産業データに強みを持つ市場調査会社

グローバルデータは、世界各国の多様な産業に関する情報を広範囲にわたって網羅していることで知られる市場調査会社です。

特に、医薬品、医療機器、消費財、エネルギー、テクノロジー、金融など、さまざまな分野に特化したデータを保有しており、企業や政府の意思決定を支援する信頼性の高い情報源として活用されています。

このように多岐にわたる産業データを保有できる理由は、同社が数十年にわたって蓄積してきた調査実績と、世界中の公開情報・非公開情報を収集・解析する強力な調査網にあります。

また、単なる統計データの提供にとどまらず、業界動向や将来予測に基づく分析レポートを数多く発行している点も、他の市場調査会社との差別化要素です。

一方で、非常に専門的な情報を扱っているため、利用者が分析の背景や定義を正しく理解して活用することが求められます。

特定の産業に不慣れな場合は、内容の精査や導入支援を含めたサポートが必要になるケースも考えられます。

こうした背景から、グローバルデータは、単なるデータベンダーではなく、「戦略的な意思決定のための情報パートナー」として、世界中の組織から高く評価されている存在です。

独自の情報活用のプラットフォームを提供

グローバルデータの中核を成しているのが、「インテリジェンスセンター」と呼ばれる独自の情報プラットフォームです。

このプラットフォームでは、収集された膨大な業界データを整理・統合し、利用者が直感的にアクセスできる形で提供しています。

業界特化の分析情報、競合企業の動向、市場予測データ、規制動向などがワンストップで確認でき、特定の国・製品カテゴリごとのフィルタリングや、比較分析機能も実装されています。

これにより、情報収集にかかる時間を大幅に短縮できるうえ、分析の質も向上します。

業務効率と意思決定のスピード向上

こうした仕組みにより、たとえば新製品を投入する際の市場性評価や、M&Aにおける投資価値の見極めなど、迅速な意思決定が求められる場面で強力な武器となります。

従来のように複数の資料を照合しながら判断を下す必要がなくなるため、業務全体の効率も飛躍的に高まります。

一方で、このプラットフォームは専門性の高い情報を大量に扱うため、慣れないうちは機能を使いこなすのに時間がかかることもあります。日本においては担当が日本語で初期導入時の操作トレーニングのサポートも提供しております。

グローバルデータの情報プラットフォームを活用することで、情報を単なるデータベースではなく、「経営判断に直結する統合型ツール」として活用することができます。

顧客の意思決定を支えるアナリスト・専門家集団

グローバルデータが高く評価されているもう一つの理由は、専門分野に精通したアナリストやリサーチャーによる分析体制です。

各業界における豊富な知見を有する専門家が多数在籍しており、単なるデータ提供にとどまらず、データの背景や業界の文脈を踏まえた解釈を加えてレポートを作成しています。

たとえば、医薬品分野では臨床試験や規制の進展を含めたトレンド予測が行われるほか、テクノロジー分野では製品開発の競争環境や投資動向などがタイムリーに分析されます。

こうした分析は、社内に専門部署を持たない企業にとって非常に価値の高い外部リソースとなります。

業界別に最適化された分析ソリューション

グローバルデータのもう一つの強みは、業界ごとの特性に合わせて最適化された分析ソリューションの提供です。

医療・医薬品、エネルギー、消費財、ICT、金融など、それぞれの業界が直面する課題や商習慣を理解した上で、カスタマイズされた分析パッケージが構築されています。

たとえば医療業界向けには、世界の大手製薬会社や新興のバイテックや政府機関などが「パイプライン分析」「臨床試験追跡」「規制審査の見通し」といった分野に特化した情報を活用しています。業界にとってなにが重要なのか、将来予測を含め、具体的テーマに焦点を当てた分析が提供されています。

課題解決に直結する実用性

これらのソリューションが業界ごとに用意されていることで、業界ごとのユーザーは汎用的なデータに埋もれることなく、自社の課題に直結する情報だけを効率的に取得できます。

この点は、特に限られた時間で成果を求められるビジネス現場において大きな利点です。

一方で、こうしたソリューションは高度に専門化されているため、導入前に自社のニーズと分析範囲が適合しているかを十分に検討する必要があります。

汎用的な分析との違いを理解した上で導入を進めることが、最大の効果を引き出す鍵となります。

このように、業界に特化したアプローチは、利用者の実務に即した情報提供を可能にし、実効性の高い判断を支援する重要な要素となっています。

国際的な企業・政府機関の導入実績

グローバルデータは、世界各国の企業や官公庁に導入されています。特に、フォーチュン500企業、中央省庁、規制当局、投資機関といった、情報の正確性と信頼性を重視する組織での利用が多く見られます。

この背景には、同社が提供する情報が厳格な品質管理の下で運用されていること、また、グローバル規模での対応が可能な体制が整っていることがあります。

さらに、特定国や地域に偏ることなく、世界全体を視野に入れた分析を行っているため、国際展開を視野に入れた企業にとって非常に心強い情報源となっています。

ただし、ユーザーやこれから導入を検討している企業からは、契約や価格体系がわからないことや、情報が英語ベースであることから、やや敷居の高さを感じるとの声があります。

このような企業に対して、グローバルデータでは日本企業専任のアカウントマネージャーが個別に対応することでよりきめ細かいサービスの提供を心がけています。

これにより、契約やサービスの導入時だけでなく、日常的な活用方法の提案やトラブルシューティングにも、きめ細かな日本語によるサポートを受けることが可能です。言語や時差の壁に悩まされることなく、安心してサービスを活用できる体制が整えられています。

こうした現地サポートの充実も、グローバルデータが日本国内でも幅広く活用されている大きな要因の一つとなっています。

グローバルデータの製薬・医療機器業界向け市場調査サービス

  • Pharma Intelligence Centerの概要
  • Drugs Intelligenceで医薬品情報を網羅
  • 臨床試験を支えるTrials Intelligence
  • AI Hubによる迅速なインサイト提供
  • 機械学習を活用したLikelihood of Approval
  • 信頼できるパートナー、グローバルデータ

Pharma Intelligence Centerの概要

Pharma Intelligence Centerは、グローバルデータが提供する医薬品・医療領域に特化した情報分析プラットフォームです。

製薬会社、バイオテック企業、医療機器メーカー、投資家、規制当局など、多様なユーザーに対して、臨床、規制、市場、パイプライン、企業情報を統合的に提供しています。

このプラットフォームの最大の特徴は、医薬品開発の初期段階から上市後までを一貫してカバーする情報体系です。

たとえば、ある薬剤のターゲット疾患、競合薬との比較、臨床試験の進捗、承認状況、市場販売実績に至るまで、あらゆるフェーズの情報が集約されています。

利用者はこれらの情報をもとに、開発戦略の立案、マーケティングプランの調整、投資判断の材料として活用できます。分析視点が組み込まれているため、実務に直結する実用性が備わっています。

Pharma Intelligence Centerが提供する情報は膨大ですが、導入時にはアカウントマネージャーによるトレーニングや、活用事例が共有されるなどニーズに応じて日本支社からのサポートが受けられるので安心です。

Pharma Intelligence Centerは、複雑化する医薬品ビジネスを可視化し、意思決定の精度を高めるための強力な支援ツールといえるでしょう。ご興味の方は是非お問い合わせください。

「Drugs Intelligence」で医薬品情報を網羅

Drugs Intelligenceは、世界中の医薬品に関する詳細なデータを網羅的に提供するモジュールです。

新薬の開発状況や既存薬の販売動向、競合薬の特徴など、商業的・科学的観点から分析可能な仕組みが整えられています。

特に注目すべきは、製品単位ではなく成分や作用機序、投与経路、開発企業など多面的な切り口から情報を整理・検索できる点です。

これにより、競合分析やマーケットサイズの予測といった用途で柔軟に使い分けることが可能となっています。

情報の信頼性と更新頻度

Drugs Intelligenceに収録されているデータは、専門のアナリストによる継続的な検証と更新が行われており、情報の正確性と鮮度が保たれています。

また、外部情報ソースとの照合を行うことで、誤情報の排除にも取り組んでいます。

Drugs Intelligenceは、開発・販売・競合状況の把握を一元的に行いたいユーザーにとって、極めて有効な情報源となっています。

臨床試験の包括的なデータベース「Trials Intelligence」

Trials Intelligenceは、世界中で実施・計画されている臨床試験に関するデータを包括的に提供するツールです。臨床試験の設計、進捗状況、評価項目、参加施設など、多様な情報を詳細に把握することができます。

このツールの価値は、単に試験件数を把握するだけでなく、「どのような疾患に対して、どの企業が、どのような治療法で挑んでいるか」といった実態を明らかにできる点にあります。自社の研究戦略と照らし合わせてポジショニングを見直したり、未開拓の領域を特定するためにも役立ちます。

臨床情報の正確な把握と判断が成功の鍵

治験の進捗状況を迅速に把握できることは、競合分析だけでなく、ライセンス契約やパートナーシップ戦略の判断材料としても活用できます。

また、承認見込みのタイミングを予測することにもつながり、リスク管理の一助にもなります。

ただし、臨床試験データは頻繁に更新されるため、常に最新情報にアクセスする必要があります。データを長期的に追跡するには、情報の収集タイミングや更新履歴を確認する工夫が必要です。

Trials Intelligenceは、研究開発部門のみならず、事業開発や投資関連部署にとっても価値の高いツールです。

「AI Hub」による迅速なインサイト提供

AI Hubは、グローバルデータが開発した人工知能搭載のナレッジ検索および分析支援ツールです。利用者が知りたい情報を自然言語で入力するだけで、関連性の高いレポートや数値情報、グラフを自動で抽出し、瞬時に可視化してくれます。

従来、膨大なレポート群から必要な情報を探し出すには多くの時間を要していました。しかし、AI Hubを活用することで、目的の情報へのアクセス時間が大幅に短縮され、業務効率の向上に直結します。

専門外の部門でも扱いやすい設計

特に、医薬品や医療業界に詳しくない部門であっても、直感的なインターフェースとガイド付き検索により、必要な情報をスムーズに引き出すことができます。

専門用語に詳しくない場合でも、システム側が意味を補完しながら回答を提示するため、情報格差の縮小にもつながります。

一方で、AIによる検索結果には限界もあります。特に判断が分かれる分析テーマについては、ヒットした情報を鵜呑みにせず、背景文脈を確認することが求められます。

こうした特性から、AI Hubは情報探索の初動を加速させる「起点」として、非常に優れたツールだと評価できます。

機械学習を活用した「Likelihood of Approval」

Likelihood of Approval(LOA)は、特定の医薬品候補が承認に至る確率を予測する機能です。グローバルデータが保有する過去の臨床試験結果や規制審査の傾向をもとに、機械学習アルゴリズムによって導かれた統計的予測が行われます。

この機能の利点は、開発中の医薬品に対して「どの段階でどの程度の承認確率が見込めるか」を定量的に示すことで、リスクとリターンのバランスを事前に可視化できる点にあります。

投資判断・開発戦略の成功確率向上に貢献

たとえば、Phase 2での成功率が高いと見込まれた製品であれば、追加資金の投入や提携交渉を前倒しする判断が可能になります。

逆に、承認確率が著しく低いと判断された製品は、早期に開発中止を決断する根拠として活用できます。

ただし、LOAはあくまで統計モデルに基づく予測であり、実際の審査結果とは異なる可能性もあります。医薬品開発の複雑性を考慮すると、あくまで参考情報の一つとして扱う視点が重要です。

以上のように、LOAは意思決定をより論理的・合理的に行うための補完的なツールと位置づけることが適切です。

信頼できる市場調査会社「グローバルデータ」を活用していますか?

グローバルデータは、単なる情報提供企業ではなく、企業や組織の意思決定を支える「戦略パートナー」として機能する存在です。

特に、医薬・ヘルスケア領域においては、豊富な専門知識と信頼性の高いデータ群を兼ね備え、多くのグローバル企業や政府機関から採用されています。

加えて、日本市場においては、日本語対応が可能なアカウントマネージャーが配置されており、導入前のコンサルティングから運用後の継続的な活用支援まで、一貫したサポート体制が整っています。

これにより、英語での対応に不安を抱える日本企業でも、安心して導入できる環境が用意されています。

グローバルデータの特長は、情報の「量」だけではなく、「質」と「使いやすさ」にあります。目的に応じた情報設計や、ユーザーの行動を促進する導線設計など、利用者視点に立った工夫が随所に見られます。

また、今回紹介したPharma Intelligence Centerをはじめとする主要モジュール以外にも、クライアントの課題や業務内容に応じて、最適なデータベースや分析ツールを柔軟に提案できる体制が整っています。

このように、グローバルデータは「既存のサービスを売る企業」ではなく、「課題に応じた最適解を提案するパートナー」として、各組織の意思決定を支援し続けています。

幅広いソリューションと高い提案力を兼ね備えている点が、多くの利用者から支持されている理由の一つといえるでしょう。

市場調査会社「グローバルデータ」とは?まとめ

  • グローバルデータは多業種に対応する市場調査会社である
  • 医薬・医療機器領域に特化した専門データベースを提供している
  • 製薬業界向けにPharma Intelligence Centerを展開している
  • 医薬品情報を網羅したDrugs Intelligenceを提供している
  • 臨床試験の状況を可視化するTrials Intelligenceを搭載している
  • AI Hubにより自然言語検索で情報に即座にアクセス可能である
  • Likelihood of Approval機能で承認確率の予測が可能である
  • 医薬品の開発から販売まで一気通貫でデータを追える
  • 分析レポートは専門家によって作成されており信頼性が高い
  • 高度な分析機能も初心者が扱いやすいよう工夫されている
  • 世界中の企業や官公庁に導入されている実績がある
  • 日本市場向けに日本語対応のアカウントマネージャーが常駐している
  • クライアントの課題に応じたカスタム提案が可能である
  • 複数の業界や市場情報を一元的に扱えるプラットフォームがある
  • 投資判断や提携戦略など意思決定の精度向上に貢献する
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